短編ながらホロっとさせるステキなお話しでした。
人という、儚くて脆い生き物に惹かれずにはいられない天狗：灰白と、それを見守る優しい鬼：七両のほんのりなラブ。エロは無いですが、これは無くて良い！と思えてしまう、ちょっと温まる内容でした。物の怪と人との切ないお話しはあれども、物の怪同士はあんまり無かったかも。灰白は相変わらず、先が解っていようとも人に恋し、哀しい思いをするだろうし、七両はそれでもずっと灰白を優しく見守り続けるのだろうな・・それこそ永遠に・・・などと想いを馳せる、じわりと心に残る作品でした。
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