時をかける少女ですね。どうしてだろう?評価が低い。少女マンガにしてはすごくよく出来てると思うけど。
まず、望月桜 先生の絵はとても丁寧で可愛らしいです。ファンタジーな設定、古き美しいアジア風の国の世界観、ストーリーも練られていて、衣装も綺麗で、イケメンたち、ラブ、冒険、元の世界と家族への想い、ガオシンへの気持ちと価値観の違う世界への葛藤、未熟な少女へいきなりつきつけられた問題、深い内容だと思います。少女マンガとしてはかなり完成度が高いと思います。
とろくさくお兄ちゃんっ子の甘ったれ主人公が失敗と後悔を経験しながらもどんどんと成長していく様が見所です。自分の弱さや、現代の価値観との違いで戸惑う、様々な葛藤などが描かれています。最初はイラっとすることもあるけど見守ってあげたい。7巻くらいにまとまってたらもっと良かったかも。評価は4.5☆