原作を紙媒体で持っている程のファンなので 点が辛いかとは思うが、絵が可愛らしく現代的になったことがむしろマイナスとなっているように感じる。
熊やネズミの顔が可愛く描いてあるのはいただけない。
辛く悲しく大変な出来事の数々が軽く見えてしまう。
また、試行錯誤の過程が省かれていて苦労が伝わり難い。
東日本震災の後に描かれたものなのか津波の脅威に着目した表現が多いが、この話しの場合 飢えや孤独のほうが主人公にとって苦しく辛かったのではないか。
原作うんぬんでなく、作者は主人公の心情を自分のものにしきれていないと私は思った。
こちらしか読んだ事がないならマァマァ楽しめるのではないかと思う。
原作も是非読んでみて欲しい。