伊藤計カク氏が亡くなり、未完の小説を円城塔氏が書き継いで完成した「屍者の帝国」、それをコミカライズした作品です。伊藤氏の作品のコミカライズを読むのは「ハーモニー」以来ですが、絵柄が全く違うので受ける印象もかなり違って…コミックになっているので比較的読みやすかったです。「屍者」というとまずゾンビを思い浮かべるのですが、これは死体を使った人造人間もの(「フランケンシュタイン」へのオマージュあり)でした。もちろん架空の話ですが、国家が労働力として利用しよう研究…とはゾッとしますね。「伊藤計カクプロジェクト」でアニメも作られているはずなので、アニメも見たくなりました。