猪野矢一郎 大日本帝国陸軍少尉
ある凄惨なテロに参加を望むも遊興の為に未参加
恥じ入り自決を目論むが
スペイン大使サンチャゴによって助命されフランコ政権下のスペインに渡る
スペインでサンチャゴの元で彼の警護の為に無政府主義や暗殺者らと交戦、
出会う女性テロリスト達を犯し倒し生き延びながら
帝国軍人として戦い続ける
メチャクチャな話で、主役の矢一郎は快男児でありながら冷徹な軍人であり愛刀の備前長船と各種の銃器でスペイン内戦を荒らし回る
彼にとっての運命の女・カルメンを犯した末に愛し合い彼女を置いてなお
フランコ、ドイツ帝国軍人リヒトホーフェンらと共闘し
ゲルニカの悲劇に巻き込まれた結果
最期に向かっていくという史実はあまり関係がない展開である
猪野は最初に「女で過ちをおかす人物だ」と同僚に評価された通り女によって助けられ女のために最期を遂げる
主役の彼の勇猛さと一貫性が小気味よい
作画の伊賀和洋先生による刀や銃、戦闘機の絵も冴えに冴えた異色の戦争活劇