客観的に見れば、評価は分かれる。
前作と同様に、ハイパーリアリズムのような設定で、ムードや臨場感は抜群。
しかし、動きはまったくない。そのためキャラクターが、マネキンか、ラヴ・ドールか何かのように見えるという感想もあり得る。
可愛い、あるいは綺麗な女性とか、普通かそれ以上の男であれば、ポリゴンでもまだ理解できる。
しかし、醜悪または凶悪な容貌の男を3Dで表現すると、やはり目を覆いたくなるだろう。
また、体のパーツを接写する場面は、特に生々しく、余計に気分が悪くなる。
さらに、この設定は制作に手間がかかるだろうから仕方ないとしても、展開の早急さは、なおさら理解を苦しめる。
読破には、胆力が必要かもしれない。