このレビューはネタバレを含みます▼
マイノリティである自分に悩み、恋愛への憧れはあっても遊び方がわからず恋人の作り方もわからず、真剣に悩む様子がリアルだなと思いました。好奇心に負けカラダから始まる2人ですが、後から東の本気がじわじわと伝わってきます。友人山岡はとんだ悪役でしたが、想いは東と同じはずなのに友情さえも失い報われる事なくバッサリ切り捨てられた最後は残念であり、いい気味でした。この顛末は深い傷となって2人の心に残りますが、時間をかけ乗り越え、絆を深めていく過程がよかったです。このまま甘々で終わってくれればよかったのですが、終盤透が自分なんかが相手でいいのか自分なんか相応しくないとグルグル悩み、距離を置いてみたり別れを切り出してみたり。よくある展開ですがこの流れ本当に嫌いです。苦しんだのは透だけじゃないはず。お互いが居たから乗り越えられたはずなのに最後の最後で残念な展開です。下駄箱にラブレターからのエピローグできれいに終わらせて欲しかった。
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