ネタバレ・感想あり帝都万華鏡のレビュー

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大正浪漫の空気に心地良く酔える作品
2014年4月20日
大正浪漫のどこか気だるい雰囲気のただよう、艶かしい文体にイチコロでした。
大正から昭和初期の年代がお好きな方にオススメです。
内容は、「不世出の詩人」である高校時代からの親友の琢馬(受)を、自身が編集者になってまで支えひっそりとじっとりと強かに思いを寄せ続ける京介(攻)の話です。京介はやや哀れな立場ではあるはずなのですが、何処か漂うふてぶてしさが、あまりそれを感じさせません。彼が所謂お坊ちゃまだからでしょうか…。対する琢馬は次々と身近な人の不幸にまみえ、その健気さに涙が…でてもいいはずなのですが、何処か浮世離れしたふわふわ感がそれを感じさせません。
そんな2人のお話ですので、大正〜昭和初期の気怠げな雰囲気は楽しみつつ、後味は以外にライトです。
難をいえば、時系列が入り乱れ、少しわかりにくい部分があったことと、欲をいえば、2人の高校時代の青臭いやりとりがもっと読みたかった、という感じです。
しかし、大変美味しい作品であったことは確かです。ご馳走様でした。
100年前の日本。
2017年6月25日
<div>設定が現代でないため、なじみのない言葉や難しい言葉が頻繁に出てきますが、古きよき昔の日本を描写しています。</div>
とても良かったです
2017年4月5日
デビュー作とは思えませ。時代設定が大正で文体や言い回し分かりやすくして作者さんの世界が出来上がっている様に思えます。当時のBLはとても切ない物語が多くハピエン迄に涙ながらに…伏線多いなと幹事ていましたがシリーズ化されていましたね、読み進めていきたい作品のひとつになりました。
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デビュー作だそうで
2017年6月16日
恋心をひた隠して苦悩してるまでがおもしろかったかなー。スピンオフ的な続編もあるようですがとりあえず1巻で満足しました。
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作家名: 鳩かなこ / 今市子
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 講談社
雑誌: 講談社X文庫