このレビューはネタバレを含みます▼
廓育ちの詩央はよるべない身の上でしたが、突如、実父の屋敷に引き取られてしまいます。約束していたことをまもりたくって、屋敷を抜け出す様が、純情で一生懸命です。それを鼎が知るのはずいぶん後のことですが。長い間、鼎と一緒にいても心を伝えることがなかなかできなかった2人がもどかしい!まぁまぁ、仕方ないのですけど。中津氏の想いも受け取り、詩央は羽化する蝶のように成長していくんだと思いました。鼎は心配かも!2人の気持ちがちゃんと繋がるまで、色々ありますから、心して読んでみましょう。