ネタバレ・感想あり春へ【電子限定版】のレビュー

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得難い者
ネタバレ
2024年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵画に込められた色々なものを読み取り、感じ、昇華できる才能を持つ人はどれくらいいるのだろうか。旭にとって十希は道標であり、十希にとって旭は人生の師匠であり、磁石のように互いに引き合い、決して引き剥がすことのできない存在で、だからこそ二人の前には輝かしい人生しか見えてこないし、絵師と学芸員として高みへと昇って行くことでしょう。
作者さん買い
2023年4月30日
朝丘先生の作品はどれも大好きです。人間のずるさも綺麗さもきちんと描かれてるように思う。不器用な二人の恋がとても胸に迫る作品でした
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しっとり読めた。
2023年3月20日
朝丘先生の作品は文庫で何冊か読んでいたので 安心と期待を持って購入しました。
歳の差のある恋はなかなか進まないけど 挿し絵がなくても 風景が浮かん出来そうでした。
秋山さんと美里さんの恋の話しもあるのかな?
楽しみにしています。
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奥が深い
2020年8月14日
あぁ〜 読み終わった後すごく良い話だったと思いました。細かい事が気になりお父さんの亡くなった年齢(35+4)と十希の年齢(18か17)を考えると22歳で生まれたんだ・・・ということは旭は今37歳か 歳の差結構あるのに二人のやりとりがそんなにあるように思えませんでした。でも本当に面白かったです。
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切ないけど優しいおはなし
ネタバレ
2019年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても切なく、でもやさしく温かいお話です。
十希のひたむきさに心打たれて涙しました。
母と父を亡くし、18歳でひとりで生きいこうと決めた十希と拒否しつつもだんだんと十希がいる日常が当たり前になっていく旭。
もう、読みながら泣いちゃいましたが、最後はふたりがしあわせになってよかった。
アキと美里くんもちょっぴり登場してます。
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切なさが幸せにかわって...
2018年10月28日
いきなり惹き込まれました。切なくて切なくて、痛いほどの想いが溢れていくのが歯痒くて、読み進めないではいられない勢いで読みました。
最後は本当に甘くて甘くて。張り詰めた感じが一気に解れて花咲いた気持ちになりました。
イラストは表情も色彩の優しさもお話しにピッタリだと思いました。読み終えて改めてみたら涙が出てきました。
早速、落ち着いて読み返すことにします。
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染み渡る
2017年9月27日
朝丘戻さん作家買いです。毎回心にじんわり染み渡るお話が大好きです。小椋ムクさんの表紙も暖かく大好きです。
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理解者
2017年4月11日
画家にとって、自分の作品の真の理解者は純粋に得難く救われる存在だと思うけど、それが息子ほど年の離れた同性。しかも、過去に縁のあった人の子ども。
工藤の観念的に赦せないことであっても、過去の出来事の1つ1つが、今に繋がっている。抗えない、でもとても自然な必然性や運命を、感じます。
『春恋』『秋色』にチラッとお目見えした工藤(や、その絵)の印象とは、随分違う姿が描かれているように感じました。それこそが、アキや美里と、十希との“見る目”の違いなんでしょうね。
運命の二人
ネタバレ
2017年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 春恋、秋色のスピンオフ、ゲイ嫌いの画家でアキの先輩37才旭と18才高校生十希君。十希の死んだお父さんが高校生の頃に好きだったのが旭で、二人の話を聞いてた十希も旭を好きになる。正直、あらすじを読んだ時はちょっとあり得ない話だと思ってなかなか読む気にならなかったけれど、読み始めたらどっぷりはまりました。旭と十希の出逢いは必然で運命の二人だと思う。何度読んでも涙が止まらない、大好きな作品。
良かった!
2015年8月22日
ふんわりとしたムクさんのイラストに惹かれて購入したのですが、朝丘さんの世界に引き込まれました♪亡くなった父が残した『旭へ』という手紙を持って、父の後輩旭を訪ねる十希。戸惑いながらも、自分の絵の世界を理解してくれる十希を側に置く旭。とても優しい物語でした。
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描写ないままずっと魅力があるのすごい
2025年3月28日
まーた甘い系かなーって期待してなかったのですが、なかなかよかったです。多くのBl作品は、早い段階で体の関係を作ってしまう事が多く、私はいつも、いやいやまだ心が繋がる前に体を繋げてしまうなんて…って思っているのですが、この作品は、心か繋がるのが先で嬉しかったです。描写無しで後半まで面白くできる作品は稀有です
良い
2025年1月3日
旭が十希くんの悲しみとかを一方的に癒すんじゃなくて、十希くんが旭の心を溶かして行くのが良かったなぁ〜
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年の差
2020年5月12日
作中、雪のシーンが多かったせいか、空気がピンと張り詰めているような、きれいな透明感のある「ものがたり」でした。時折子供っぽい攻めが、唯一、キャラの輪郭を捉える事ができました。作者様の作り出すキャラが大好きなのですが、今作は少し、攻め以外の登場人物が上滑りしているような気がしてしまいました。ごめんなさい、相性の問題でしょうね、、、。お話は、最後に甘々幸せ部分あり、特典で攻め目線もあり、読後感良かったです。
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歳の差を感じさせない歳の差CP
2019年1月27日
出版順を無視して、「春恋」「秋色」「春へ」の順に一気に読みました。
「春恋」「秋色」のアキ&美里CPよりこちらのCPのほうが好きです。高校生なのに老成したような十希が健気で切ないですが。
相変わらず東京を無視した気候描写が残念…。
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春恋、秋色のスピンオフ
2018年1月29日
タイトル通り。春恋、春へ、秋色と3冊シリーズモノですが、本作のみ別CPのお話なので、このお話のみでも大丈夫です。朝丘先生らしさ全開の切なくて暖かいストーリーなので、休日などにゆったりと読むのにおススメです。
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「春恋」「秋色」のスピンオフ
ネタバレ
2025年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今作は、春恋と秋色に登場した同性愛者を極端に嫌っていた工藤(旭)先輩が主人公。
前2作に感動したので気分良くこちらを手にしましたが、旭が長年抱えた葛藤がトキの解釈を聞いただけですぐに氷解するか?という疑問がありまして…。そして、そのあたりからなんとなく白けた感覚も持ちました。茜は無理でもトキと同じような解釈をした人が他にもいたのでは?と思っちゃって。浅葱さんとか‥。なのにトキが初めてっていうのがちょっと都合良すぎかなって。
あと、旭がどうしてそこまでゲイを嫌うのかという理由も弱いし、旭があれだけ拒否っているのにめげずに家まで通う十希にもビックリ。だって父親と同齢くらいの大人から拒否られてるのにめげないって高校生なのに図太くない?と。
旭の絵に特別な感情を持ち旭自身にも興味があるのは分かるのですが、父親の思い出からあそこまで発展するお話にちょっと無理矢理感があってあまりハマれませんでした。多分、前作と同様の期待値を持って読んでしまったためかも。辛いレビューですみません。
読後感は良かったけれど
ネタバレ
2021年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朝丘戻先生の作品はものすごく好きなものもあるのですが、こちらはあまりはまれないまま終わってしまいました…。情感豊かな優しいお話で先生の良さは出ていたと思うのですが、十希と旭どちらにも感情移入できず。十希が旭を特別な人に感じるのはわかるけれど、それが恋愛感情になるのはちょっと無理があるような気がしました。父親の刷り込み、思い込みがあるように見えてしまった。ぐいぐい行くやり方もそれに絆される旭もなんだかなと…。旭がいい歳なはずなのに全く大人に見えないのも気になってしまいました。
最後はハッピーエンドなので読後感は良かったですが、じゃあこれまでの葛藤はなんだったのかとちょっと拍子抜け。文章の感じはやっぱり好きなので、今回はキャラクターがあまり合わなかったかなと思います。
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作家名: 朝丘戻
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: ダリア文庫e
雑誌: ダリア文庫e