隠れるようにひっそりと暮らすことを余儀なくされている佑一と、コンサルタント会社を経営するかつては遊び人だった筒井。けなげで自分に自信のない佑一が筒井に出会ったことで人と寄り添うことの温かさを知り、筒井はやすらぎといとおしさを知り、互いになくてはならない愛しい存在だとに気がつくんだけど、佑一の父親に関することで暗雲が・・・。わりとテンポよくワクワクしながら読みました。明るい仕上がりではなくやや切ないけど、バカップルのイチャつくシーンも多く、最後は勇気を持って日の当たる人生の一歩踏み出した佑一が頼もしく思え、なかなかよかった。