このレビューはネタバレを含みます▼
イラストは中にありません。
基本受視点です。
攻の気持ちは最後の方に語られます。まぁなんとなくは分かりますが。
文章自体は受視点ということもあり、あまり攻ザマァ感は強くないのですが、最後まで読むと。
受には1度振られてるし、10年も片想いしている受のために料理のスキルも磨いたり…
受が徹底的に心を明かさなかったので、結構攻も辛い思いをしていたと思います。
受が好き過ぎて変な告白(これは攻が悪い。ヘタレ過ぎ)しちゃって受に気づかれないし、ただの先輩・後輩としてなら付き合い続けたいと言われちゃうし、周りが恋人同士と誤解しようが受は無反応で攻の恋人たちにも一切の嫉妬もなく余裕顔。
さらに受がノンケかと思って触れずにいた時期にもコッソリ他に男の恋人作ってるし。
はじめて攻が受を抱いたときにそのことに気がつきます。
とにかくつれない受。
もし攻視点があればザマァな要素が強かったかなと思います。
ただ、片想いの途中に他の人と付き合うのは良いのですが、他の相手ときれてないうちに受と関係を持って二股状態の時期があるのは解せないですね。
なんで別れないの?
どちらに対しても酷くない?と思います。
片想い時期に関しては受に少しでも嫉妬してほしいなどもあったので…
あと、受と他の交際相手は明白に扱いが違いますし(最後にわかる)、受に少しでも似た要素がある相手を選んでいたりとまぁ多少情状酌量の余地もあるかなと。
受はモテるので同性からセクハラされる、襲われる(すぐ攻に助けられる)、告白されると大忙し。
攻も気が気ではない。
受の切ない気持ちと垣間見れる攻の執着というか、実は振り回されてるさまを楽しむ作品です。