ネタバレ・感想あり隠したい欲望のレビュー

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攻め様の人間的魅力が素晴らしい〜!
2020年7月2日
しいらさんの攻め様は本当に素敵過ぎます!その人となりの背景がいつもきちんと書かれているので、弱い部分を背負って幸せになる2人を見守りつつ、こちらまで幸せになれるというか〜もぅ大好きです!何度もリピってしまいます。受けも可愛らしく〜と言ってもカマっぽいわけではなく、きちんとした人間的魅力に溢れているので、攻め様から溺愛されても納得です。エロ多目でしいらさん好きならオススメの一冊です!
魅力的な昭和オンボロアパート
ネタバレ
2024年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙とタイトルが、ストーリーの雰囲気にあっていないように思うぞ。
予想していたよりずっとコミカルで、軽い口当たりのお話でそこがよかったのに、読み終わって表紙見るとなんかこんな深刻そうな話だったか?と違和感。
部屋に風呂もついていないようなボロい昭和のアパートで繰り広げられる、汗したたる、ムワッと熱気のこもった愛欲の日々笑
このムワッと汗だくな空気が文章から伝わって、古いアパートの雰囲気も文章から伝わって、この作品の昭和貧乏感、好き。
攻めの華ちゃんが強引なやつなんだけれど可愛げがあって、ちょっとうぶなとこのある受けの雅博といいコンビ。雅博もただうぶうぶしてるだけではないしね、うまく説明できないけどお似合い。脱税捜査の話と、昭和おんぼろアパート恋物語がテンポよく展開。華ちゃんの、女物のサンダル適当にはいてる感じとか、外のバスタブの感じとかね、よい。
ただいろいろと倫理的にどうとか、清く正しいものを求めている方にはおすすめはできないお話ではある。私はそこが好きなんだけど。華ちゃんは紳士的ではないし、そんないきなり突っ込んだら痛いでしょーな描写もあって、でもそれが、オンボロアパートの一室で繰り広げられてると思うと、雰囲気にあってる気もした。このアパートの印象が強すぎて、脱税捜査の話が自分の脳内で薄らいでしまっているが、税金の話はストーリーのほどよいスパイスにはなっていたかな。
結末に関しては自分の好みとは違った。もうちょっと違うものを期待してしまっていた。
愛か仕事か
2022年11月17日
とある店で脱税の内偵調査中、粗野ながら人情味のある華次郎と出会う国税局の新人・雅博。華次郎の一目惚れ→強引に体を奪われる雅博でしたが、徐々に真っ直ぐな華次郎に惹かれ始め……。
素性を隠したまま深みに嵌まる二人。当然隠せるはずもなく双方嘘がバレてしまいます。それでも必死に口説いて迫る華次郎と、世間的には正しくなくとも、愛する人を手に入れるため決断をした雅博。
主役の雅博より華次郎の方が印象深い。華次郎が住むクーラーなし、共同トイレ、風呂は外で丸見えな超おんぼろアパートが良いです。
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作家名: 剛しいら
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 心交社