ネタバレ・感想ありただ一人の男のレビュー

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唯一無二の男
2022年11月13日
全5巻+スピンオフ2巻。元ヤクザの組長で今は不動産会社社長の尾崎×バーテンダー如月。幼い頃の強烈なトラウマで人間が"もの"にしか見えない如月が悲しい。ある日、尾崎が敵対する相手に命を狙われ死の淵から蘇るのを見て、唯一尾崎だけが"もの"ではなく"ひと"として認識する人間になり……。
尾崎の特別になりたいと思いながら、気持ちを抑えきれず離れる選択をする如月。少しずつ独占欲や嫉妬・恐怖等様々な感情を取り戻す過程が苦しくありながら面白い。
いつもは懐の深い尾崎の無理やりな致し方は残念。しかし壊れている如月を何とか治したい。また如月にとっての尾崎が一人の中の唯一の人ではなく、大勢の中の唯一の人になりたい。そう思う尾崎の気持ちが伝わってきました。
子供っぽくちょっかいをかける尾崎とツンツン対応をする如月のやり取りを始め、切なさや健気さもあって良かったです。
ストーリーの細やかさ!
2017年12月3日
シリーズ各話読み切りで、それぞれにきちんと山場があります。火崎先生の文章は小説読んでるぞ!て感じの堅い言葉なのに、改行が多かったり、主人公の心情を丁寧に書かれているのでとても読みやすいです。

主人公の如月がトラウマを持った状態で包容力と野生味溢れる尾崎に出会い、恋を知り成長していくお話かと。
他の小説と比べて、トラウマの背景や感じ方がとても緻密で、途中でてくるカウンセリングの内容もすごくリアル。キャラや背景がしっかりしているので、どんな時も矛盾がないのがすごい。
また如月がとても賢いので、全ての考えや発言になるほどなって思ってそれも楽しい。

内容がしっかりしている分、読後感はあります。でもおもしろすぎて一気に読んじゃいました。
ふたりの依存的かつ支え合う愛が素敵。
星4,5。主人公の心の成長。
2017年1月28日
各巻、読みきり形式b。
1冊ずつ読みすすめられるので、いきなり全巻読む必要もなく、長い割には読みやすいです。

気になる人もまずは1冊だけ読んでみて、2人のその後が気になる方は次の巻を読めばいい。

主人公が幼い頃のトラウマが大きく、他人に全く関心のない人が愛せない人間。
そんな彼があるきっかけで、他人への関心・執着を覚えるようになっていく。
巻をすすめるごとに、主人公と周囲の人間関係の模様が少しずつ変わっていきます。

心の壊れた状態から、ほんの少しずつ人並みの感情を覚えていく。
大人社会で幼児のような弱弱しい彼の心が切なく、時にその感情が痛々しかった。

それぞれの巻で区切りが良いですが、5巻目でいろんな問題が解決し2人の状況が大きく変化していきエンドらしいラストだったので、もしかするとこれで完結かな?
(でもあとがきでは、また~~とかだったから、いつか続きが出るのかも??)

まずまず良かったですが、後日談好きな私としてはその後の安定した幸せな2人の話も欲しかった。

おまけの星5。
可愛い二人
2017年1月11日
5冊を一気に読みました。読み進んでいくうちに、尾崎と如月の二人が、だんだん可愛く感じます。如月の悲しい過去の話が毎回詳しく書いてあるので、途中から読んだ人には親切だと思いますが、一気に読んだ私にとっては、くどいように感じました。
ヤクザと一般人
2020年5月24日
ヤクザと一般人に 一般人にはトラウマによる心意疾患がある設定です。尾崎が如月に庇護欲を募らせた理由付けが弱いと思いましたがが 恋に理由付けは不要ですね。読み始めは暗くて如月の精神状態に読むのをやめようかと思いましたが5巻もあるのは面白いからだろうと読み進めました。一巻づつなんらかの事件が起きそれにより如月が感情を持ち始め二人の絆が深まっていきます。
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中々ハード
2014年10月25日
内容が結構ハードなので、読む方は覚悟した方がいいかもです。ですが、5巻全部読み終わる頃には色々克服して幸せになっている二人を見て、こっちまで幸せな気分になりました。
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受けのトラウマがキモ
2019年9月2日
恋愛には関係なく、攻めが最初から受けには甘いよなあ。ところどころ突っ込みたいところはあるけど、ありかな
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ちょっと拍子抜け
2019年3月7日
タイトルの「ただ一人の男」の意味、設定が生かされきれてない感じ。もうちょっと、ただ一人感を深めた展開が欲しかったかも
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タイトルのつけ方が好み
2019年2月7日
タイトルの意味が、話の中で生きていました。でも、それでいいの??と思うところも多々ありました。
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作家名: 火崎勇
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 心交社
雑誌: ショコラ文庫