獣の理がすごく面白かったので本作もトライb。
少し変わった設定で主人公が記憶喪失で話が進むのは面白い。
ただですね。。
背景のイスラムやテロについて、”立場違えば見方が180度変わる繊細な国際社会問題”をネタにするには現地サイドのご理解が低い。
その点で大きくマイナス評価です。
作中で露出ある服装の女性がモスク入って処罰される話があり、主人公がいまどきありえない!って処罰だけに驚いてるけど、それ以前の問題。
*以下に理由です。
モスクでは男性含めてドレスコードがあるのは常識。
タブーも知らずに寺院を訪れるなんてアホ過ぎ!
たとえば京都の歴史と由緒ある座禅修行のお寺に下着に近い露出の外国人女性が酔ってうるさく土足で入ってきたらどう感じるか?
(その女性は自分の信仰には誇りを持つが他宗教を軽んじてる)
欧米人は自分たちの価値観が一番で世界基準と思ってる人も多く、特に国力が劣る他文化の習慣に対しては軽んじた態度の人も多い。
日本人はたいてい現地習慣にならって過ごす性格なので摩擦も少なく、作中女性のようなトラブルはまずない。
モスクは本来信仰者のみ。
異教徒も入れる観光地域のモスクは入り口にわかりやすいNG絵表示もあるし、現地の方が(親切で)教えてくれますよ。
ちなみに歴史ある地域のモスクは最高に美しい!
タダで入れる美術館!
そこで皆さん静か~に過ごしてる。
クルアーン読んだり礼拝してたり、じいちゃんとか腕枕でゴロ寝してるし(笑)
モスクは天井高いから涼しく、土足禁の絨毯だしぼーっと休憩するには最高!(女性は髪隠すショールが必須)
にしてもそんな重い処罰??
聞いたことない。
どの国がモデルだろ?
近年の争いは利害の絡んだビジネスで、まずは情報戦争。
特に中東問題は信仰名を傘にいろんな政治&経済事情が裏にあり、実は”一般イスラム教徒が一番の被害者”。
(ずる賢い金持ち社会のオイル国へのジャイアン的侵略)
かの有名なアル○イーダなんて実は元は米軍が指導して作った組織(自業自得?)。
誤解を恐れずに言うとテロを肯定するのではなく、その悲劇が起きる裏事情が世界で知られていなさすぎる。
イスラム側が被ってる多大な不当や虐殺は世界ニュースにならないが、反イスラム側の少ない被害は(自爆テロとか)世界で!多大に!宣伝されてます。。