ネタバレ・感想あり彼は死者の声を聞くのレビュー

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ものすごい心理描写
2024年8月12日
色々な人の心の動きをとても丁寧に描いています。
特に主人公の両親との確執がリアルすぎてゾッとしました。
執着後悔攻めが大好きで見つけた作品でしたが、ただの執着後悔ではなくてもう、めちゃくちゃでベタベタでたまらなかったです。
深夜まで一気読みしました。
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夢中になって読んだ
ネタバレ
2024年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 画家 神成静彦(かんなりしずひこ) 27歳×編集プロダクション「トーミ」社員 斎木明史(さいきあきふみ ) 28歳
愛憎入り交じり系ボーイズラブです。幼馴染みの2人、天才的な絵画の才能の持ち主である神成と才能がない(と言われた←神成からではないです)斎木、好意を寄せてくる神成を邪険にすることで溜飲を下げていた斎木は双子の姉 朋の死を契機にお互いを憎むようになり、この感情が読んでいて怖いと言うか痛いと言うかドロドロで、先が気になって貪るように読みました。めっちゃ読みごたえありました。こういう傷つけ合って苦しみもがいて何かが生まれてくるみたいなお話好きです。この作者様の他の本も読もうと思います。
2013年7月 総447p 挿絵あり
好き過ぎてヘタレな病んでる執着攻め
ネタバレ
2023年11月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 病んでる執着攻めは無理矢理するのが定石だけど、今回のはけっこう酷くて痛々しいです。しかし斉木(受け)は男前で負けていません。
攻めである神成は病んでる執着攻めで脅迫しながら無理矢理するクソヤロウなのに、斉木の事が好き過ぎてヘタレになっているのが可哀想だけど可愛いんですよー!母性本能をくすぐられてキュンとなってしまいました。
佐田さんの他作品を読み直して気づいたのですが、受けの斉木(葛西)のセ フレであった遠藤と、ライターの久世さん(♀)は「あの日、あの校舎の階段で」の登場人物ですね!多分3年後かな?あの日~の中では遠藤はけっこうキてるキモ執着攻めで久世さんは受けの同級生の方。
いや~気付いた時は本当にドキッとしましたよ。
サプライズでなかなか楽しめました。ありがとうございます。
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ぐっとくる
2021年12月26日
読んでて色々な場面で息苦しくなりかなりしんどい気持ちになります。
読み応えあり非常に良い作品。
評価高いのが良くわかります。
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happy endと信じたい
2021年3月16日
人の才能を妬んでばかりの受けに賛同できず同情すら覚える程でしたが、でも実際人間なんてこんなもんだよなとも思います。誰もが隠し持っている負の感情が容赦なく暴かれており、すごく人間味があり現実味のある作品でした。BLというより人間の生々しい感情の描写の方が面白く感じました。攻めの欲しがる無償の愛など2人の間には存在せず、同じ罪を共有して生きていく彼らの行く先は含みのあるラストとなっており、happy endとは言い難いように思います。
BLを超えてる
ネタバレ
2020年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に申し訳ない話、BL小説に一部を覗きストーリーにそこまで期待してないんですよ…活字中毒でずっと毎日本ばかり読んできたので好き嫌いなく色々読んでますが、読み終わったあとどっしりと心の沢山を占めるような、自分にぴったりはまるお話には滅多にお目にかかれないです。ちるちるで評価がすごく高かったので何となく手に取りましたが、購入して本当によかった。斉木と、彼を苛む罪と、神成と、彼を取り巻く様々な人間たち。終盤神成の独白は胸が痛みました。朋の葬式の日、左目を寄越せと斉木に詰め寄った神成の心情がやっと理解できました。
どうしても神成に嫉妬と羨望を持ってしまう斉木はこれからもきっと苦しむでしょう。斉木の父の挙動や朋、神成の才能はある種の暴力ですから……(お父さんクソ喰らえと何度思ったことか)そんな3人に囲まれてた斉木を思うと苦しいです……
でも、そんな神成のことが嫌いでも好きになってしまったんですから仕方ないですね!神成にも斉木がいないとダメなようですし。ただの傷の舐め合いにならないよう祈ってます!!
色々なごちゃごちゃ言いましたが、ストーリー性はバッチリ、500ページを超えているのでボリュームも◎!些か重いお話ですが読むことをおすすめします!!
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最高傑作!!
2020年11月4日
星100個です!笑
とにかく、すごいです。
BLというジャンルをこえて、映画化してほしいくらいです。
中身が濃い!キャラも、それぞれ立っている!
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嫉妬と執着と
2020年3月8日
すごくおもしろかったです。神成の才能に嫉妬して、神成への好意を認めない斎木の気持ちが丁寧に伝わってきます。神成は斎木に執着していて、脅してみたりすがってみたり、斎木にそばにいてもらうために必至で、執着攻め好きにはたまりませんでした。
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星4,5。重い。トラウマと執着。
2016年11月27日
447ページb。
文庫小説2冊分だそうで、たっぷりの読み応えで値段もナルホド。

重いけど読み応えありました!
トラウマと恐怖が入り混じって逆らえない主人公。
相手の執着がひどいです。
姉をまじえて3人の人間関係の過去が、物語が進むとともにわかっていきます。

後半、過去が読者にわかってからの展開が早い。
もう少し気持ちや2人の関係の変化が丁寧に欲しかった!

主人公がリラックスした後の態度が微笑ましい(笑)
相手の不器用な一途っぷりも可愛いです。
幸せなところももっと見たかったです。
そこだけが残念。
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胸が何度も詰まったけど………
2016年5月15日
それでも読み進めずにはいられない、魂を揺さぶられ、惹き込まれ、苦しくて、切なくて、それでもそれより何より愛おしい………そんな気持ちでいっぱいにさせられました。感動します。是非読んでほしいです。
痛くて哀しい
2015年11月19日
軽くは読めず、何度か休憩を入れ、それでも読んでしまった作品でした。人間の弱さについて考えさせられました。
単なるBLには留まらない
2025年1月10日
執着攻めが好きで読み始めました。
確かに明るく能天気に読めるお話ではありませんでしたが、人の心の真髄をついているなーと心にくるものがあり、それなりにBL要素もあって、私は面白かったです。あっという間に読破してしまいました。
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野島伸司のお話みたい
2024年6月7日
Lが薄めかなー。タイトルから想像されるファンタジー色はさらに薄めです!マ○チの果汁濃度くらい、ファンタジー感が薄い。
いろんな人間が出てきて、嫌な奴らだなって思うんですが、その嫌さ具合が生々しい。ご都合主義とか完全に無視した野島伸司的人間ドラマでした。
そして宮沢賢治が残した「おれはひとつの修羅なのだ」って言葉が上手く解けずにいたんですが、この作品を読んでやっと噛み砕けたのは個人的に良き収穫です。
あの日、校舎の階段で 的な執着ものだと思い込んで読んだんですがテイストは全く違いました。
生きる事が重い。お話です
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重い。苦しい。でも読んじゃう
ネタバレ
2020年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無理やりや暴力、障害者差別などが出てきます。芸術的な才能、親から見放される子ども。いくつも辛い要素が詰まってます。
実家に逃げたことにはなんで気づかないのかな?とは思いましたが、それ以外はファンタジックなシーンも違和感なく読めました。

作者のあとがきに、しばらくジーンとしてました。物語はそれを作る人のことも癒やしてくれるのでしょうか。そうであって欲しいと思います。
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引き込まれる大作
2018年4月26日
読み出したら一気。読み応えもあって読み終えた達成感が大きい。少しオカルトっぽい表現もあるけど家族に疎外された主人公の足掻きや嫉妬、やるせなさがとても深くて引き込まれる。絵の世界で才能が無いと弾かれ主人公からは何につけてもほの暗く表現される日常風景。そのほの暗さを耐え、視界が開けるときを読者としても待ちわびて読み進めました。大作を読めてよかったです。
愛と憎しみ
2017年12月5日
モノクロの表紙が良いです。ホラー⁉と思って読んでいたら生きている人間の方が余程怖いという話でした。天才が身近にいて超えられない壁を認識した時の絶望感はハンパないんだろうと思います。
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良かった
2016年12月31日
最初は神成の執着の話かと思いきや、色んな事を考えさせられる内容でした。後悔や罪悪感・認められ許しを乞う気持ちは誰もが抱えてると思います。欲張らず折り合いつけて背負って生きてくしかないでしょうか。
重すぎて、、、
2016年12月29日
皆さんが評価が良いのですが、自分には苦手だった。。疑問に感じることが多く、長編なのに、知りたい部分が抜けていて、納得しきれなかった。
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作家名: 佐田三季
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 心交社
雑誌: ショコラ文庫