このレビューはネタバレを含みます▼
2008年初出ですごく良かったのでレビューないのが不思議でした。大正末期~昭和初期位。受が自分の体(処女)を使い娼婦を装ってまで愛する攻を守ろうとする話。海上の軍艦で機密を持った攻を陥れる陰謀を聞いた受は、その場で自分の体を使い仲間になったと思わせます。その後も攻を守る為だけに好きでもない上官と関係を続ける受。抱かれていることが攻にばれ詰問されても、不審に思い始めた攻から最中に焦らされても、攻の命を守りたい一心で耐える受が健気な遊女か人魚姫のようでした。攻の為に体まで使ったことはずっと黙っていた受ですが、最後に平野少佐がグッジョブでばらしてくれてスッキリ。エロは最初にモブと上官、その後は立場上攻以外に上官とありますが上官の方はあっさりめかと。気持ちがない時の攻ともガッツリありますし恋人になってからもあり満足でした。時代を考えると二人のこれから(結婚話とか)に不安はあるけど、一緒に海大に行くなりずっと軍艦にいるなり、健気受は苦難を乗り越え攻と幸せになれたと信じます!!綺麗なイラストも良かったしハピエンで満足度が高いのでその後の続編を望みますね。ただ一つだけ気になったのは最後までお互い「貴様」と呼びあっていたこと。親戚(血縁関係なし)でもあるんだし、少なくとも恋人になってからは「お前」でいいんじゃないかと思いました。