両親に捨てられ家族に虐げられ心を殺されて生きていた受けが攻めと出会い、恋をして愛を知り、少しずつ人間らしさを取り戻しながら成長していくお話でした。攻めの溺愛っぷりがとても清清しいです。少し独特な表現や言い回しはありますが、難し過ぎる表現はなく読みやすかったです。
エロ描写は、巻を追うごとに濃くて甘いものがどんどん増えていきます。エロの時は、攻めが普段に比べるとかなり意地悪になりますが、受けが受け入れているので慣れれば問題なく読めると思います。
受けの周りには名前のあるキャラからモブまで、度を越えた嫌な奴しかいません。こんなにも色々な種類の嫌な奴を描けるなんて逆に凄いと感心してしまうくらい嫌な奴だらけです。毎巻、怒りに震えながら読んでいました。巻を追うごとにいい人も少しずつ増えていきますが、苦手な方は覚悟して読んだ方が良いと思います。
巻が進むにつれてどんどんラブラブ度が増していきます。他の方も書かれていましたが、本当に読み続けることで面白さが増すお話だと思います。まだまだ続刊があるので、ゆっくり読んでいくのがとても楽しみです。