ネタバレ・感想あり魔淫の石-愛人契約-のレビュー

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基本受視点。誤解によるすれ違い後ハピエン
ネタバレ
2023年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 古い作品です。
イラストもついてはいました。
読んだのは結構前ですが、今更レビュー。

お話は基本的に受視点です。
攻の思いは最後の最後に語られますが、それまではモヤモヤします。
攻はっきりしないし…
執着する割にヘタレです。

出会ってからの約2年間を現在と過去を行ったり来たりしながらお話は進みます。
中1年間は愛人契約期間なのでその間、受はやや軟禁されて過ごします。
といっても攻とのお出かけはOKで、食事や旅行、レジャーに出かけたりしています。
最初の夜はやや強引です。
お金で契約していることをタテにとって逃げれないようにします。
ここが一番お金で買われた愛人って感じが出てますね。
その割にその後の愛人生活は、ある誤解が生まれるまで比較的平和に過ごせます。
この辺の攻の対応というか、態度の理由は最後に攻が告白します。

愛人契約期間終盤に生まれる誤解ですが…
これが最後まで引っ張るので結構モヤモヤ。
現在モヤモヤしているところからこの小説は開始するのですが。

ちなみに…
攻の男性秘書にはイラッとします。なんというか慇懃無礼?
この人のせいで二人の関係の悪化に拍車がかかったような気がしますが、二人が再開したきっかけにもなっているので、まぁお話の進展には必要なキャラクターです。

あと、なかなかいい男の当馬が出てきます。この人も最終的に二人の背中を押しているような。

タイトル通り愛人契約のお話ですので、そういった「借金のための愛人契約から本物の恋愛・溺愛に変わっていく過程」のお話が好きな人にはおすすめします。
このお話は一応ただの愛人ものではなく、そこに宝石という要素が入っては来ています。

個人的には「あんまり宝石関係なかったんじゃ?」と思っているのですが…

なんでちょっとモヤつきがあり☆3としています。
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作家名: しみず水都 / 砂河深紅
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: コスミック出版
雑誌: セシル文庫