このレビューはネタバレを含みます▼
身代わり花嫁が結婚というのは少女向けではよくあるシチュエーションですが、こちらは早々に夫には身代わりであることはバレてしまっています。しかしある野望のために、偽物の夫婦を続けて協力し合ううちに…という内容。最終巻では、様々な愛の形に泣きそうになりながら読みました。
1〜3巻までは王宮ミステリーといった感じですが、4巻以降からは他国を巻き込んでの陰謀合戦で、ドキドキハラハラしながら楽しく読めました。短編集は飛ばさず出版順に読むことをオススメします。
著者が角川ビーンズ文庫などで出版されていたいくつかのシリーズと同じ世界観らしいですが、そちらは電子化されておらず…。残念です。
また、内容には全く関係ありませんが、誤植が目に付くのが気になりました。ライトノベルとはいえ、もう少し校正の仕事をきちんとしてほしい…。5巻に至っては、明らかにイラストを入れる箇所が間違っています。