ネタバレ・感想あり神の右手を持つ男のレビュー

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ストイックでカッコいい!
2020年10月25日
どっちが本命攻め様かと思いながら読み進めました。病院ならではの派閥というか、人間関係で苦しい立場に追い込まれた受け様とあえて距離を置いて、受け様を守ろうとした攻め様1と、ボロボロに傷ついた受け様を優しく包み込んだ攻め様2。ネタバレはしませんが、失恋した方の攻め様にもいつか救いの道を!と切望します。医療の専門家ならではの細かい描写に、素人ながらも医療現場の緊張感を感じました。あとがきにありましたが、『白い巨塔』とか、『医龍』の世界です。
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波瀾万丈かつドラマチックな話
ネタバレ
2023年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学と病院での権力乱用で天才的な受(貴和)が閑職のような病院へ飛ばされます。攻(穣)は受を守るため傷付けてでもと状況を無視し背を向けますが、そのダメージは攻の想像を遥かに超えていました。心神喪失状態でボロボロの受を救ってくれたのは心療内科医の観月。徐々に傷が癒えた頃に攻を騙った連絡でまた深い傷を負った受は観月を受け入れ寄りかかり…。先生のあとがきとレビュアーさんが書かれた通り、白い巨塔のような世界で恋人が引き裂かれます。医療ミスから始まる展開と恋愛がうまいバランスで書かれていて一気に読みました。ただ攻と受共に傷つきあい面白いというよりヒリヒリしんどく読了。受は攻に裏切られたと思った後観月とHして恋人になったような描写があり、その後も恋人として泊まったりしているので攻以外地雷な人はお気をつけ下さい。ハピエンですが特に受がしんどかった分、最後に攻からの懺悔兼嫉妬や甘々が欲しかったので☆4つとなりました。
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それは無理
ネタバレ
2024年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人は行動と言葉でしか他人を理解できない。幼い頃からのつながりがあるからこそ
それを裏切られれば、その絶望は深い。幼いころからのつながりのある恋人の攻めが受けの繊細さをしらず、冷静で理知的な人だと自分が悪者になって守って苦悩することによっているさまは幼すぎて引く。傷つけられた受けを癒して守り、かっての攻めのところに帰っていく受けを見送る大人さ。そんな大人の愛を選ばないのが、人の心の深淵。冷静に選択すれば新しい恋人を選ぶだろうに愛ゆえにそれを選ばず過去の恋人の所に戻る。メロドラマ風なんだからと思ったが納得はできなかった。どんな理由があろうともこれだけダメージをあたえてそれでも絆が断ち切れないと思うところがどうしても納得できない。
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作家名: 春原いずみ
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫