ネタバレ・感想あり地下室のワルツ -蜜と罰- 【電子限定ショートストーリー付】のレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

ラブストーリーです(エロいけど)
ネタバレ
2021年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭は監キン凌ジョグものみたいな感じですが、読み進めるうちにこれがユーゴスラビアで起こったセルビア人(正教会信徒)とボスニア人(イスラム教徒)の紛争がベースのお話であり、アレクと夏生が愛し合いながらも十数年間離れ離れになる経緯が過去と現在を行き来しながら明らかになっていきます。アレクは無口で無愛想な男で夏生は気が強くて曲がったことが嫌いなタイプ。小学生の時に出会い、アレクはそんな夏生のお日様のように朗らかなところに惹かれていきます。読み終わって思うのはアレクって理想の攻め様だなあということで夏生に対してはちょっと拗ね者になったりしますが、そこもまた可愛いかったです。運命に翻弄されて失われた時を取り戻したいと もがくアレク、夏生がまた健気でせつなくて度々泣けました。とてもいいお話でした。「あなたは僕を愛していない」の海堂とオスカーも出てきます。ミハイルは登場しません。前作を読まれなくても問題ないです。
2012年6月 総262ページ 挿し絵なし
切なくて良かった。
ネタバレ
2020年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 連日華藤先生の作品を読んでます。表紙が過激でちょっと後回しにしてましたが、中身は良い意味で違う。
甘いだけとか、エロだけのBLでなく、東欧の民族紛争を交えて初恋から長い時間をかけてなんとか二人で生きていけるようになるまでを描いたしっとりとした作品で、切なくて一気読みです。
エロもしっかりあってそれはそれで楽しめるけど、無くても心理描写でひきこまれる。
最後ほっとできるショートストーリーも良かった。読んで良かった!やっぱり華藤先生好き。
紛争に引き裂かれる恋
2018年12月31日
今作も安易な物語ではなく、壮大な背景が圧巻でした。やはり現地取材されているそうです。すごい…
恋人を閉じ込めて隠すよりほかにない…という過酷な運命、もう大変なのですが二人の性格設定や思い出によって暗く残酷にならず切ない絶妙なストーリー展開で一気読みです。
『あなたは僕を愛していない』のスピンオフ
2018年12月24日
前回CPは片方のみで殆ど名前しか出てきませんので、前作を読んで無くても大丈夫です。スピンオフというよりリンクした世界と言う位置付けかと。今作はあの民族紛争の渦中にいた二人を子供時代から三十半ばに渡り描いています。現実に添った内容なのでBLとしてはかなり重め。サンプルはいきなり倒錯的な監キンHから始まりますが、エロ目的で読むと吹っ飛ばされます!でもHは濃厚なのでご安心を…(笑)男前受X一途攻。ひたすら不器用な二人が読んでいて心臓が痛くて、そしてとても愛おしいです。
泣けます!
2019年9月15日
民族と宗教、そして二人に流れるショパンの調べ!
涙が出てなくしては読めません!
愛とお互いを思いやる気持ちが二人を導くねかだと思います
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設定というか下調べがすごい
2016年6月15日
設定も下調べがすごいしてあるのか、矛盾がないっていうか、難しい議題を扱ってるにもかかわらず、読んでてあれ?って思うことがないです。
ストーリーは面白かったです。
民族紛争、、、宗教問題。。。。
ネタバレ
2018年7月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単純なラブストリーじゃなかった。民族紛争や宗教問題。。結構生々しかった。現実も似たようなものだと思いながら、比べながら読んでいった。二人の葛藤もいろいろ良く描かれていた。少し、複雑な問題かな~と、思いながら、少しは、勉強になった。(^_^;)部分もあった。BLで勉強になったのも初めて、、、
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作家名: 華藤えれな / 周防佑未
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 大洋図書
雑誌: SHY NOVELS