あまりに絶賛されていたのでこんなコメントは何の影響もないという甘えから、初めて嫌な感想を書きます。
普段はじれじれも、すれ違いも、別れも、健気キャラ→クズキャラの片思いも、主役カップルに別のパートナーがいる設定も大好物で、「受け(攻め)が酷い、かわいそう」といった他の方々のコメントに「そこがいいのに...!」と思うくらい、一癖も二癖もある小説が好きです。まさに好きな要素が詰まっているこの小説ですが、人生で初めて本を最後まで読めませんでした。
誰を傷つけても愛を貫くような展開は好きだけど、2人とも前巻から引き続き他人を傷つけることに無自覚だし、愛もブレてるし。
「ヘタレ」や「心の弱さ」からブレブレな言動を取るのだったら理解できるけど、この2人は神経はかなり図太いし、悲劇ぶって状況や自分達に酔ってるだけだった。
やってることはありがちなグタグタの元カップルだし、2人ともナチュラルにクズなのに、変に誠実ぶったり純愛ぶろうとするから怖すぎた。悲しい。