ネタバレ・感想あり英国妖異譚のレビュー

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うわ~懐かしい~✨
2023年12月10日
高校~大学時代にハマって、新刊チェック&すかさずゲットしてたし、待ち受け画像とか設定してたし、ドラマCDも持ってた(それで子安さんの声に恋した(笑))くらい大好きなシリーズ。
いつしか文字を読む時間がどんどん減り、漫画が主になり、その漫画を読むことも少なくなった今、オススメになぜか出てきた懐かしの妖異譚シリーズ。
約20年ぶりくらいに1巻を購入。
あの頃、私の中に広がっていた空想の世界が再びそのまま蘇りました。
ほんのりBLチックな(周囲の男子が主人公をかまい倒す感じ)、王道の心霊(ホラーではない)ファンタジー。
ハリポタと平行して好きなシリーズでしたので、同じようにハリポタ小説がお好きな方にはオススメです。
ハリポタが豪華絢爛な魔法でキラキラのイメージだとすれば、
こちらはマイナスイオンたっぷり(主人公のイメージ)の清々しい森の湖畔の木洩れ日や煌めき、といった感じでしょうか(笑)
(あくまでも私の中のテイストの重さです)
すべてのファンタジー要素が程好く混ぜられているので、英国ファンタジー好きには刺さると思います。
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出会えて感謝
2022年12月23日
古都妖異譚を読み切り作品だと勘違いし読んでしまったことがきっかけで妖異譚シリーズが気になり、一気に虜となりました!
オカルトチックなドキドキ感、西洋文化史や宗教学・美術史などなど浪漫溢れる題材は勿論、シモンとユウリの友情以上、ブロマンス以上、恋愛以上な関係性が実に最高です。BL作品で味わう甘さもいいですが、シモンとユウリから摂取できる魂の結びつき、クソデカ感情、唯一無二の関係性などはBL作品以上のものなのではないでしょうか、、、アシュレイとの三つ巴も美味しいですし、オニール、オスカー、セイヤーズ、シリトン、アンリ、などなどからモテモテなユウリを見るのも楽しくてしょうがないです♡

紙の本でも購入したのですが、挿絵も最高(2人のイチャイチャ具合が顕著かつ明瞭に視覚化されるので)でいつでも見れるようにしたいという渇望のもと、電子でも購入しました。
少し残念だったのは、あとがきがカットされてしまっていること、、、篠原美季先生のあとがきから得られる栄養が、20云年越しにハマった者にとってはかけがえのないものでしたので、先に紙本も買っておいてよかった~と思いました。
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オカルトホラー
2020年7月12日
合本版の場合はSSがつく+値段も少し安いですが、ページ数がハンパないのでどちらが良いかは悩み所。英国の全寮制学校+特権階級、権力、見栄、嫉妬、羨望、ホラーにオカルトあり。
1巻は百物語からスタート。鏡の謎、霊廟、緑のドレスの貴婦人、妖精。そしてジャックとの関係。主要人物かと思ったらあっさり死亡したり、ユウリが急に呪文を唱えたりびっくり。
神話、宗教、歴史、哲学など、様々な知識が散りばめられていて読み応えあり。個人的には西洋の知識が乏しいので中々難しい。全寮制の仕組みも難しい……。
アシュレイとシモンは友情なのか愛情なのか何なのかは不明ですが、シモン→ユウリ←アシュレイ状態。登場人物紹介があって分かりやすいです。絵柄は癖が強いので好き嫌い分かれそう。
全巻読むと、ユウリ総モテ無双。あっちこっち無自覚人たらし状態。筆頭のシモン、アシュレイ、ヒュー、オスカー、セイヤーズ、シリトー、アンリ等々。巻を追うごとに増えます!
前半登場のキャラは後半にはほぼ登場せず。シンクレアとバフォートくらい。ブレナンも最後は姿なし。ヒューはあんなことになってから出番多し。番外編だと妙に怒りっぽいキャラに見えました。マクケヒトはミスリード狙いのキャラ?良くも悪くも普通の感覚の人っぽいです。
最終巻の後半は怒涛の展開で、蛇責めがキツイ。シリーズ後半に登場したオスカーがここまで重要人物になるとは意外。そして不穏な空気を漂わせていたユウリが……!!謎を残したまま次のシリーズへ続きます。
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BL的な?です
2017年8月18日
SFミステリー、ファンタジーなので好みが合えば楽しめる長編シリーズです。英国の男子校が舞台でハーフの主人公は癒し系で時間を要するが確実に大物達を落としていきますので、ヤハリBLぽいですね。殆ど1巻完結なので時間をかけて愛読できると思います。
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新境地…
ネタバレ
2015年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のユーリが色んなタイプの男性に好意(執着含む)を持たれる完全なBLではないが、限り無くBLに近い全寮制パブリックスクールが舞台のちょっとファンタジーが入った話です。特にシモンとアシュレイの執着が凄い♪両極端なタイプの二人のなのでユウリとの絡みが違った味が楽しめて面白かったです。
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表紙のため
ネタバレ
2022年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 合本で購入しましたが、好きだった表紙がなかったためこちらを全巻購入しました。
元々紙本を購入していましたが、10巻から本屋に並ばず。
17巻までは注文という形で手に入れていたけど本屋もなくなり…
どうせなら全巻揃えちゃえっと購入。

ということで作品の感想
販売当時は「ゆるいBL」のジャンルでした。
舞台はイギリスの寄宿学校。
主人公は子爵家のイギリス人と日本人のハーフの少年ユウリ。
祖父が亡くなり後継者の父親が帰国→小学生でロンドンに移住→両親の仕事の関係で全寮制の寄宿学校へ転入。
本人は日本人特有の幼げな顔の愛されキャラ。
フランス伯爵家のシモンと一匹狼風のアシュレイが「その対象」にみてる。
私はシモンとユウリのカップル(未満)が好きでした。
アシュレイは2人というかシモンの反応が面白くてユウリをからかっていたら…という感じです。

1巻から主人公以外のキャラが睦み合うシーンも。
ナレーションベースですが。

1巻ごとになにか非日常的な問題が起きて、ユウリを中心に解決していくというもの。
ちなみに10巻は日本が舞台です。

シモンが金と権力で、アシュレイはオカルトの知識で。
ユウリを支えて解決に導いていきます。
そして同級生の仲間たちはシモンとユウリを支えていきます。
彼らが普通に接しているから、存在自体浮きそうな「不思議少年」が普通の学生らしい生活ができていると思います。

本編は20巻まで。
21巻からは番外編です。
欧州妖異譚に続きます。
20巻を読み終わった後のドキドキハラハラを解消したければ、番外編の21巻に入らず欧州妖異譚1巻を。
それから番外編の4冊を読んでもいいと思います。
(そうしたのは私です)
楽しめる
ネタバレ
2022年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ホラーミステリー、ファンタジー、イギリス、パブリックスクール…と好きな設定なので読み始め、最後まで読了しました。よくもこんなに頻繁に事件が…笑と思いつつも楽しんで読んでます。ユウリのトラブル突っ込み癖と重要なこと伝えない癖に呆れる気持ちもあったのですが、そこがユウリの美点に繋がる要素でもあるし、内面は少しずつ成長している感じがします。そして、シモンの懐の深さにユウリとともに救われます。周囲の友人達もいい子達。個人的にアシュレイのアクの強さが苦手で、彼が出てくると辟易した気持ちになってしまいます。ちょっと食傷気味。筋として重要なとこなので流し読みもできないし…好みの問題ですが。イラストも好みが分かれると思います。
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作家名: 篠原美季
ジャンル: 小説・実用書
出版社: 講談社
雑誌: 講談社X文庫