この表紙結構好きですが、表紙がない謎仕様。432P、2000年発売。電子再読。追儺師・天本と半精霊・敏生。天本と父の確執。そして前回のキス以降、敏生は悶々としていましたが、とうとう天本に食って掛かります。"覚悟"が揺れ動く天本。
今回の舞台は2作目と同じ女子中高。こっくりさんに夢中になり、蛇に怯える生徒が死亡。さらに敏生か霞波か。悩む天本は今回一人で赴任。おまけに霞波に瓜二つの水田が登場で、さらなる苦悩。
憑き物筋の話は悲しい限り。祖母も駄目ですが、そもそも水田の両親は何をしていたのか……。でも八穂と言う友達を得た彼女が頑張りました!それがせめてもの救い。
結構引っ張っていた霞波との過去。龍村と河合の言葉に叱咤激励され、とうとう天本話します!それによって二人がさらに甘々になりました。今回、家出した敏生と彼を庇う小一郎の絆が窺えました。