このレビューはネタバレを含みます▼
ハーレクインのお話では、男性が女性をさらったり軟禁する話はいくつか読みましたが、女性が男性を誘拐するのは初めて読みました。 しかもさらってきた男性と二人きりで暮らすって、自分の身の危険は考えなかったんでしょうか? さらう相手が「ヒーロー」でなければヒロインの人生ジ・エンドだったかもしれませんね。 もしかしたら、復讐さえできれば自分は犯罪者として逮捕されてもどうなってもいいと思っていたのでしょうか? それはそれで会社の部下とかに迷惑かけそうで考えなしな気もします。
とにかく二人きりで過ごすということで色々緊張する関係が読む側としては良かったです。 二人とも同じ目的を持っていたのに行動がそうは見えないと取られて相手の邪魔をする形になってしまっていて、読んでいる方はいつわかるんだーとやきもきしながら読んでいました。 ヒロインがひとりだけ先に島から帰ってしまったことになぜ復讐しようなんて発想が出てきたのかがちょっとよくわかりませんでした。 理解し合えたと思ったのに裏切られた気がしたからでしょうか? まあ多少ゴタゴタしたけれど、収まるべきところに収まってめでたしめでたしでした。