ネタバレ・感想あり【大活字シリーズ】R25なら絶対読んでおきたい夏目漱石 三部作:三四郎・それから・門のレビュー

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とりあえずここから
2024年9月20日
漱石を知りたいなら、とりあえずこの三部作から、という発想はわかりますし、暗い話が多いですが、日本人の感覚には合うので、意外に共感できそうな気がします。活字が大きくて読めやすいのも良いです。
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夏目漱石前期三部作
ネタバレ
2018年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夏目漱石前期三部作である「三四郎」「それから」「門」、この3つがどのようなものかというと、人生の大切な分岐点のそれぞれの分岐先を描いたというところだろう。しかし、どの選択をしても結局は満足のいく結果に終わることのない寂しさや、作品全体にまとわりつく不安の影などの暗さによって、読者の思索を引き出す素晴らしい作品である。優れた主人公の〔むしろ漱石の〕観察の鋭さや、近代に移行することへの不安などの、前期三部作以降の漱石の文学の基盤が見られる作品である。
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作家名: 夏目漱石
出版社: ゴマブックス