過去形になっているのか、ただの尾ひれがどれだけついているのか、悪魔公爵は悪い評判故に「悪魔」を冠する。しかし、本書の中では紳士であろうとして自制心と戦い、人を救い、人を気遣い、自分の目で人を見る。
噂は現実社会でも悪質なものがあり、電子書籍を読みに飲食店でお茶していても、隣席で口角に泡飛ばして悪口大会の女子の声が耳に届いて、閉口する事たまにある。
いかに自分の目で感じる事が大切か。
198頁、涙の理由を文全体のバランスの中で絞り込めておらず、省略とするにはねじれがあり、敢えてここは主語を示す格助詞を付けた上で主語を明確化して欲しい。文章構成上、前後の意味を分断させない繋ぎが要る。
609頁も、汚れない、ではなく、汚れてない、又は汚れていない、であろうと思う。