このレビューはネタバレを含みます▼
約10年前に出版された書籍ですが、今なお首都圏を中心として電車通勤の人々の耳に音楽を響かせている「駅メロ」について、その知られざる世界を垣間見ることができる特徴があり、鉄道ファンにとっては興味深く感じられる内容となっています。なにより多くの駅メロを作曲してきたお方ご本人が様々な話を書いてくださっているので、10秒程度という短い音楽に込められた並々ならぬ情熱が、ひしひしと伝わってくる気がします。今度SHシリーズが流れてきたら、耳をよく傾けて聴いてみようと思いました。