ネタバレ・感想あり皇帝の嗅ぎ煙草入れのレビュー

(4.0) 2件
(5)
0件
(4)
2件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
技巧、心理、構成が高次で結晶
ネタバレ
2026年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不可能犯罪の快楽を知り尽くしたカーが、その技巧を最も洗練された形で提示した一作

視線の行き違いと状況証拠の罠によって、いつの間にか論理の迷路へと誘い込まれる‥
無実でありながら追い詰められていくイヴの姿は、単なる謎解きを超えて、当時の社会が女性に課していた不均衡な視線を浮き彫りにします
冷静な理知と人間理解を兼ね備えたキンロス博士の存在が、物語に知的な安定感と温度を与えている点も印象的👌
終盤、すべてが一つの必然として収束していく過程は、派手さよりも納得と余韻を重んじる古典ミステリーの美徳そのもの

技巧、心理、構成が高次で結晶した、時代を超えて読み継がれるべき名品
いいね
0件
精神分析医が解く
2025年4月7日
あらすじは、フランス避暑地に住むサーの称号をもつローズ卿が火かき棒にて撲殺される。ローズ卿の息子と婚約したばかりのイヴは当夜、唐突に訪れて来た前夫と共に殺害の目撃者になってしまうが、ローズ家に前夫の事で誤解されたくないが為に事実を言えなくて…。
この場面だけでハラハラさせられる、スピード感もありページが止まらなくなります。警察でも探偵でもなく精神分析医が当初からイヴの味方で心理面から検証し、証言が全てを物語るのですが中々真相に辿りつかせない技にイッキ読みしました。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!