元からなのか電子板(2011年10月ver1.0の記載有)だけなのかは不明だが、
誤字脱字が散見され、極め付きはこの本の骨子であるブッダのことばさえも
歪にしてしまっている箇所がある。(すぐに訂正すべきと思われる)
故におすすめしたいけど、しづらい・・・という微妙な感じ。
そういった部分が甚だ残念ではあるものの、採り上げていることばの解釈は
けして押し付けがましいものではなく、オカルト方面に行くこともなく、また、
よくあるような
『いきなり意味の分からない言葉を出して特に説明もなく投げっぱなし』という
不親切さも皆無で、誤字脱字に「気付きさえすれば」、文句なしの良書であり
私のような「ちょっと仏教に興味出てきたぜ」というビギナーにとって
うってつけのわかりやすい内容だと思う。
各経典の成り立ちなどをわかりやすく説明した補章の『経典について』も、
さらに興味の幅が拡がり、個人的には非常によかった。