ネタバレ・感想あり書斎の死体のレビュー

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人間の本質を見抜くマープルの鋭さと温かみ
ネタバレ
2026年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 静かな町の名士の家、その書斎に突如現れた“見知らぬ若い女性の死体”――この強烈な導入だけで、一気に物語の渦へ引き込まれる

警察による堅実な捜査と、ミス・マープルの人間観察に基づく洞察が交差しながら、事件の輪郭は少しずつ意外な方向へ広がっていく‥
登場人物たちの証言や些細な違和感が、後になって見事につながる構成はまさにクリスティーの真骨頂
素朴に見える事件の裏側に潜む思惑の重なりが明らかになる瞬間は、思わず膝を打つ痛快さ👌
人間の本質を見抜くマープルの鋭さと温かみが同時に味わえる、シリーズ初期を代表する読み応え十分の一作

ミステリの醍醐味を気軽に、そして存分に楽しませてくれます
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ステレオタイプにクスッとくる
2020年6月10日
マープル物の短編同様ところどころ笑えるのでお気に入りの作品です。クリスティは作中で当時のイギリスの色んなステレオタイプに言及する事が度々ありますが、本作はそれが全体の楽しいスパイスになってる感じです。
ところどころのユーモアが、殺人というシリアスで重苦しいものをやわらげてます。
二時間サスペンスドラマがお好きな方に一押しです。
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