このレビューはネタバレを含みます▼
ロアルド・ダールの魅力が凝縮された短編集
奇抜な発想から始まりながらも、人間の欲望や虚栄心、善意といった普遍的なテーマへ鮮やかに着地していく手腕は見事です
物語ごとに味わいは異なりますが、どれも結末に向かって巧みに読み手を導き、思わず唸るような余韻を残す‥
ブラックユーモアや皮肉は効いているものの嫌味はなく、どこか痛快さも感じられるのがダールならでは
短編ならではの凝縮された面白さと、予想を心地よく裏切る展開が存分に堪能できます
一編読み終えるたびに次が気になり、気づけば最後まで夢中で読み進めてしまう一冊