天野喜孝氏による超絶美麗な「黒き剣の呪い」の表紙に釣られて手に取ったのがきっかけ。今の表紙も美しいです、でも天野氏によるそれは傑作。全巻カバーかけて本棚(の奥に)今も置いています。劣化が怖いのでカバーは取りません、美しい表紙が見えないけど仕方ない。さて、レビュータイトルに書いた通り重すぎるフラグ付きの主人公。平和を愛する内省的な彼の希望と正反対の人生航路がたまりません。ある種の嗜好の読者にはドンピシャでハマる作品です。本作のラスト、悲惨通り越してもう呆然。いや大変に面白いんですけどね、当時夢中で読みました