ネタバレ・感想あり宵山万華鏡のレビュー

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夏、京都、祇園祭、宵山!
2018年4月9日
京都の宵山(私は無知なもので、祇園祭の前夜祭の事らしいのですが、この本を読んで初めて知りました)での出来事がオムニバス形式で語られています。各話で語りべが変わりそれぞれで話が一段落しますが、ちょっとづつ登場人物や出来事が重なっていて、読んで行く内に「あれそういう事だったのか」がどんどん出てきて、最初想像していなかったその夜の全体像が出てきて面白かっです。夏に京都に祇園祭にと怪しくも賑やかな雰囲気の中、どきどきワクワクの傍らから不思議と不安、恐れが常にチラチラと顔を出し、飽きる事なく最後まで読めました。
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作家名: 森見登美彦
出版社: 集英社
雑誌: 集英社文庫