ネタバレ・感想あり吉原手引草のレビュー

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ねっとりしつつスピード感のある文章
2015年11月5日
騙し騙されの遊里・吉原で突如消えた最高位の太夫。何故?どうやって?彼女は何者?一人の若侍が吉原の住人を訪ね謎を追うサスペンスです。誠実とは言えない証人たち、話の端からこぼれ落ちる悲喜こもごも。何が本当で何が嘘なのか。ねっとりしつつスピード感のある文章で一気に読めます。そして明らかになる驚愕の真実はあっぱれと言う他ない。直木賞受賞も納得の1冊です。
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作家名: 松井今朝子
出版社: 幻冬舎
雑誌: 幻冬舎文庫