このレビューはネタバレを含みます▼
この小説の冒頭で交通事件死しました｢山波始｣と言う車のセールスマンの｢77便が危ない｣と言う遺言がとても印象的でした。また、｢若月公一｣と言うサラリーマンが｢弟のガソリン抜き取り行為｣によって命拾いしたと言う物語の展開も素晴らしかったです。そして、｢飛行機爆破計画の漏洩｣が｢山波始の事件死｣や｢若月公一の車のトラブル｣や｢4人のT市民の爆死｣の原因になったと言うあらすじも素晴らしかったです。偶然にしてはあまりにも出来すぎているかもしれませんが、山本鈴美香先生の｢7つの黄金郷｣や萩尾望都先生の｢11人いる!｣もこの小説と同じ時期に執筆されました。同じ文庫本に収録されていました｢特急夕月｣もとても面白かったです。｢羽島｣と言う化学工業会社の社長が｢恩田｣と言う秘書課長に毒殺されると言う物語の展開がとても素晴らしかったです。追伸ですが、僕はこの推理小説の文庫本をコミックシーモアで再購入しました(2022年8月12日現在)。
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