ネタバレ・感想ありルパンの消息のレビュー

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15年という時の重み
ネタバレ
2021年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期末試験奪取という小さな事件が紡ぐ殺人に三億円事件。
その展開は面白くグイグイと読み進めます。又、横山先生らしい人物像の深みも感じられ心を震わせます。
時効直前という設定もハラハラ感を募らせ、多少時間的な無理さや電話のアリバイなどもありますが、全体の面白さから些細な事と思います。
何より、15年の時間の重みを背負っている登場人物像はずっしりと響きます。
おもしろいです
2019年12月15日
一気に読んでしまいました。テンポが良く読みやすいです。過去の供述と現在を行ったり来たりしますが、時代感をきちんと感じながら読むことができます。
おもしろい
2018年12月17日
あくまでフィクションでありながら、実際にあった昭和の大事件である“三億円事件”までストーリーに絡んでいる本作。三億円事件自体はテレビ等で見聞きして、昔そういう事件があったという事を知っている程度の知識しかなかったので、本作を読みながら軽くウィキペディアで調べたりしましたが、本作の内容が実は本当にあった事ですよと言われたら信じてしまいそうになるぐらいリアリティーのあるストーリーだなと感じました。作中にムダな話や余計な登場人物は一切なく、終盤の怒涛の伏線回収には呆気に取られながらもページをめくる手が止められなくなりました。現在では廃止された殺人事件の時効のタイムリミットというのも、ハラハラドキドキのストーリー展開へともり立てていたと思います。
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