このレビューはネタバレを含みます▼
真夜中の天使…は昔、紙の本でも読んだ事があって、懐かしくて読んでみました。全部読むと、分厚い本で2冊分あり、私が好きな2巻だけでも429ページあるので、かなり読み応えがあります。この作品はジュリーファンの間ではかなり有名で、私もジュリーファンブログで知ったのですが、主人公のジョニーこと今西良のモデルがジュリーでは？という事で私も興味を持って読んでみました。そしたらもちろんフィクションなのですが、所々髪型とか容姿、衣装なんかはジュリーを参考にしているのでは？と思いましたが、同じ歌手とはいっても人物像なんかは全然違うなぁと思ってホッとしましたね。作品としてはかなりショッキングな内容で、暴力シーン等は私は辛いのでかなり飛ばして読んでしまいました。2巻でもジョニーがブラッドというロックバンドに暴行されるシーンがあり辛いですが、そのジョニーを長崎で、マネージャーの滝さんが看病するシーンが1番好きです。滝さんが思わず良に自分の思いを伝えるシーンがいいし、長崎での数日間が唯一2人の蜜月になったのではないでしょうか。とにかく良がアイドルスターになるまでは、それこそ韓国ドラマのような激しいストーリーで時々目を覆いたくなるような内容ですが何故か引き込まれます。ラストもえっと思うような終わり方で好き嫌いは分かれるのでは？と思いますが印象に残る作品でした。作者さんはもう亡くなられていると思いますが、良と滝さんのその後も出来れば読みたかったなぁ。
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