ネタバレ・感想あり渚にて 人類最後の日のレビュー

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しんみりと美しい世界観
2018年4月18日
名作SFだと思います。
世界大戦で使われた大量の核兵器の放射能により、じわじわと人類滅亡へと進んでしまった世界。
人は最期に何を求め、どう生きるのか。
そんな事を考えさせられてしまう作品です。
中学時代に読んで号泣した私は、いまだに読むと泣いてしまうので、人前では読まない事をオススメします。
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滅び行く世界
ネタバレ
2023年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 核戦争によりオーストラリア以外の全てが死の灰に覆われ滅亡。人類に残された最後の地にも放射能汚染は近づいてきていて、着実に死に向かいつつある。そんな世界で展開される人達の物語です
いわゆる滅亡ものですが、パニックであったり暴動であったりといった要素にはスポットはあまり当たらず、穏やかにこれまでより少しずつ不便になりつつある暮らしの中で、数ヵ月後一年後と未来の予定を立てるという平時であれば何てことない生活の描写が滅亡を前にして際立ちます。
最期には皆死ぬことになるのですが、主人公達や、己の仕事やあるいは好きな事に残りの人生を捧げた人々の死への覚悟とか、最期を迎える時の想い、場所、と様々に展開される人々の生きざまにほんのり涙が零れました
胸にぽっかり穴が空いたような読後感を得られるポストアポカリプスの名作でした
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