鬼平の手下に色担当がいたら‥という妄想が叶った大江戸捕物譚。時代劇の中でも鬼平が大好きなのでレビューを見て即ポチ、山藍先生の垂涎エロは艶かしく素晴らしいのですが今作は捕物としても大変面白かったです。
月弥と牙神の関係がメインディッシュなのですが、私は牙神と狼4人衆+助猿の関係性もたまらなく好きでした。一寸の迷いなく信義誠実を地でいく男達の想いや牙神の漢っぷりが本家・鬼平並みに良くて読んでて気持ちが良かったです。
月弥の妖艶な姿、エロス共言わずもがな耽美で変幻自在な月弥の魅力がこの作品の肝。個人的には月弥が牙神から初めて辱めを受けた章が好きでした。月弥の抵抗虚しく牙神が嬲る描写に容赦がない、この飴と鞭の使い分けができてこそ牙神だなと。痺れました。これは鬼平好きの方にも期待にそう作品だと思います。