この作品で 先生がもの書き復帰された時、ほんとに 嬉しかったのを覚えています。鬱になって、辛いはずなのに、先生のお書きになるこの作品は ユーモアが混じっていて とにかく 面白くて 読みやすいんです。先生は うつ病の当事者だったので、うつ病患者の心のうちを わかりやすく 丁寧に そして、軽やかに 書いていらっしゃいます。最近、又、賞を取られたりして、完全なる復帰だと 喜んでいた矢先に(先生 本人も きっと お喜びだったはず。)お亡くなりになるなんて。天国で もし 執筆活動をされるなら、とことん 山本節の作品にしてくださいね、そして、雨とともに、その作品を 私たちの元に届けてくださいね。
ご冥福をお祈りいたします。