ネタバレ・感想あり城の崎にて・小僧の神様のレビュー

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小説の神様
2025年3月23日
小説の神様と呼ばれた志賀直哉の代表的な短編を収録しています。作品数も多くてお得な気分になります。装丁もセンスが良いですね。
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深い作品
ネタバレ
2022年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 志賀直哉の作品のなかで名作と評されるものを収録した一冊です。私がこの中で最も印象に残ったのは、「城の崎にて」で作者自身が、命を失った動物たちは、ふつうに日常生活を送っている自分と真逆に位置しているのではないということに気づいたシーンです。結果論ですがこの作品を発表した後に志賀直哉が亡くなるのは60年ほど先のことになるので、彼は早いうちからそうした哲学的な目線をもった心情を描くことに長けていたというのが驚きました。他、「小僧の神様」もひときわユーモアがあって楽しかったです。
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作家名: 志賀直哉
出版社: KADOKAWA
雑誌: 角川文庫