ジトっと気味の悪いジャパニーズホラー的小説
映像化すればさぞ恐ろしいモノに
なるのだろうなぁと思います。
堅苦しく無くサクサク読み進められる文章。
要所要所の「音」がなんとも気持ち悪くて好き。
娘の行動の不気味さや「青顔」の書き方も気味悪くて上手い。
久々に読みながら怖いと思った本でした。
ただ正体が明かされるにつれて何となく恐怖の凄味は
薄れた。映像のお化けの顔見えたら怖く無くなるあの感じ。やっぱ得体が知れないから怖かった。
終盤でしっかりと正体明かされるので人間味出ちゃった。そして明かされた中身が「そんなことか…」と少し落胆。
でもほぼ謎も無くオチも前向き。スッキリした残読感。
…スッキリ…これで終わったよねぇ?!