ネタバレ・感想あり光の雨 ―原罪―のレビュー

(4.4) 14件
(5)
8件
(4)
4件
(3)
2件
(2)
0件
(1)
0件
検察BLシリーズ1作目
2024年3月25日
舞台は大阪地検。一般人にとっては、警察よりも得体が知れない検察官のお話。街の様子、登場人物、事件などなど、とてもシリアスで濃厚。でも繊細で優しい受けの存在や、物語の空気がそこまで重くないので、すいすい読めます。満足すぎる。
いいね
0件
悔恨を持ち続けたオトコ
ネタバレ
2021年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去。なぜあの時…。たらればに囚われていた伊能が囚われていた足を動かし始める。過去に関わりがあった男、野々宮と再会したことで、ゆっくり息ができるようになっていきます。重い。重い物語になりそうです。でも、読み始めると最後まで見届けたいと思わせてくれます。イラストが表紙だけなのが残念です。
硬派でシリアスなストーリー
ネタバレ
2021年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続編は「光の雨ー贖罪」です。ちなみに今作では事件は解決していません。
「光の雨ー原罪・贖罪」は複雑に絡み合った事件を追うシリアスなストーリー。主人公は大学時代の先輩後輩、共に検事となって同じ職場で働く野々宮と伊能です。事件を追う傍ら2人の距離が徐々に近づいていく過程が慎重かつ丁寧で、ストーリーに負けず劣らず硬派なBLでした。
伊能は自身の性的指向をなかなか受け入れられず、また気付いてからは激しく自分を拒絶し嫌悪する姿が痛々しいし生々しい。だけど、そういう苦悩こそが現実なのかもしれません。一方の野々宮は好きになるのに性差は関係ないという男、そういう男が苦悶する伊能を救い上げようと必死になる姿に胸を打たれました。この2人は理性的で欲望は抑え気味、エチエロはあまりないですがそこが作品に合ってました。
BLというよりシリアスな事件物で人間ドラマみたいな作品。続編で完結するのでセット読みがオススメです。
ストーリーが良い
2019年12月13日
お固い検察官のラブストーリーだと思わないでください。すごく組み立てられたストーリーとなっています。
いいね
0件
後悔と虚無を乗り越えて
ネタバレ
2019年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元々講談社X文庫ホワイトハートから発売されていた「いのせんと・わーるど」の出し直し作品。元の題名……。今の方が断然良いです。イラストなし。
学生時代からの先輩後輩である伊能と野々宮。そして共通の友人・渡瀬の死。無口で硬派、自分の信念を持つ野々宮。一方、渡瀬のいない日常に後悔と空虚を感じながら仕事をこなす伊能。
伊能の抱える苦悩は、現実を考えると無理からぬことだと思いました。それでも昔は渡瀬が、今は野々宮が伊能にとっての光の雨=自分を救ってくれる人でしょう。同時に野々宮や渡瀬にとっての伊能もそんな存在なのではないでしょうか。
硬質なお仕事BLでしたが、BL部分以上に仕事の話を面白く読みました!検事たちや刑事、ヤクザのキャラも個性的で続きが気になります。
硬派なお仕事BL
2019年6月1日
東京地検への出向もあるけど、大阪地検が舞台です。個人的に、関西に以前住んでたので阪急梅田駅とか、神戸のハーバーランドとか懐かしい風景でした。
作者さんは余程勉強されたんですね✏そうでないとこんな現場の空気感は文章に出せません。リアルだから緊張感が途切れる事なく集中して読みました。1.2巻揃っての購入を勧めます、背景にある大きな事件は1巻だけでは解決してません。検察と警察の関係が分かり、興味が出てきて以前大阪地検であった有名な事件をネットで調べて、ああこういう事だったんだ‥とか今さらながら理解できました😃特殊な職業だったりするお仕事BLが好きなので面白く読みました。
いいね
0件
すごく面白かった!
2018年12月3日
秀逸な作品でした!早く読み終えるのが勿体なくて、じっくり消化しながら読みました。とてもお勧めです!
いいね
0件
とても良かった
2018年8月14日
硬派なストーリーで、夢中になって読むことができました。硬派な中でも伊能と野々宮がお互いに惹かれて信頼しあっていく過程ににきゅんきゅんしたり、癒されたり。ラストも秀逸でした。是非2巻合わせて購入し読んでほしい良作です。
いいね
0件
シリアスな検事もの
ネタバレ
2023年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大阪が舞台の再会と事件やら色々ありのお話で読み応えがあります。まず、大学時代の友人を事故で亡くし、喪失感や虚無感に囚われている伊能さんが痛いんですやるせないですよ。更に同性を愛するというマイノリティに悩む姿も辛くて、惹かれていく野々宮の心情もわかりたまんないです。とあるよくある事件が引っかかりそこから意外な繋がりに展開していくというのも面白い。作中の先輩検事が「HOME~」の榛原さんなんです。八神の話題もちょこっと出たりして嬉しい。そして映画「バーディ」もこれ大好きな作品で懐かしい。大阪の阪急「梅田」駅や馴染みのある地名も沢山出てくるのが楽しいです。ただ、家族の会話とかもっと大阪弁でもよかったでと。野々宮の母親や妹は大阪在住なのに標準語とか不自然で違和感ありでしたな。続編もいきます
硬派なお仕事もの
2023年5月19日
レビューにあった通り保険金詐欺事件から広がる大きな事件への硬質な調査もので少々重々しい雰囲気と緊張の中でお話しが進みます。きちんとBもLしますが、浮ついた感じが殆ど無い関係で、作品にとても合っています。検事という堅い職業の登場人物達は皆さんとても真面目で好感が持てます。題名にある原罪、これは何のことを指しているのか、よく分からないです。旅行に行かなかった事?それとも性趣向のこと?
いいね
0件
ゆっくり、純愛。そして・・・
ネタバレ
2022年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 検事さんものです。
FBIや警察関係、ちょいヤクザ絡みなど結構好きなジャンルなので面白かったです。甘々BLが好きな方には重たいテーマですが、私と嗜好が似ている方はきっとわかってくださるはず・・・下巻に続きます。
いいね
0件
情景が目に浮かびます
2019年11月18日
大阪が舞台なので、出てくる土地名で情景が浮かびました。野々宮と伊能の関係もゆっくりと向かい合うように丁寧に描かれていて良かった。事件も気になるし続きが楽しみです。
完結していない
ネタバレ
2020年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 293ページ。完結してない作品です。検察官、ある意味スパダリ同士の重い純愛物です。エロはさらっとですが、この作品ではしつこさがなくバランスが取れていて程よいと思います。文章力があり、登場人物全員の背景が見えてドラマや映画のように進んでいきます。次巻を買わずにいられない展開でした。実際購入しましたし。そしてキャラは弱みや強みがあり人間味があって魅力的です。なお、挿絵はありませんので好きなだけ登場人物を想像できます。ホントにドラマのようで、この巻は非常に良かったのでおすすめしますが、完結編で評価は分かれると思います。読み返しせずに印象深いのでこちらの巻は星4個、完結編が、わたしには中途半端すぎで星1個、全体で星3個としました。
いいね
0件
イラストなし
2019年8月27日
お話はとてもよかったのですが、イラストが無くて残念。麻々原絵里依先生のイラスト見たさに続編もまとめ買いしたのに。書いておいて欲しかったです。
レビューをシェアしよう!