ネタバレ・感想ありソウル・コレクターのレビュー

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物語の射程圏内
ネタバレ
2026年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人情報が武器となり、真実すら簡単に書き換えられる――そんな現代社会の悪夢を、ディーヴァーは冷徹かつスリリングに描き切る

いとこアーサーの冤罪疑惑を起点に、ライムは“証拠が完璧すぎる”違和感へと踏み込み、見えない敵と知の消耗戦を繰り広げていく‥
本作の恐怖は派手な殺人そのものよりも、データが人を裁き、社会がそれを疑わない構造にある
科学捜査の万能感が揺さぶられ、ライムですら苦戦を強いられる展開は、シリーズの中でも異色の重みを放ちます
後半はいつもの加速感で読み手を振り落としにかかるが、余韻に残るのは爽快感よりも静かな戦慄

情報化社会に生きる私たち自身が、すでに物語の射程圏内にいることを思い知らされる一作
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レベルが高くハイスピード
2015年11月17日
リンカーン・ライムとその仲間たちが微細証拠物件から犯人を追うベストセラーシリーズ。

一見バラバラに見える手掛かりを組み立てる推理、あと一歩のところで掴めない犯人の尻尾、やっと逮捕したかと思えばそこからまさかのどんでん返しが安定の実力。
それに加え、タイムリーな社会問題が高確率で絡んできます。今回は個人情報の漏洩と悪用。こんな風にデータを見られ、先回りされ、餌食にされたらたまらん!と他人事じゃない感が上手いです。

シリーズも長くなって、マンネリっぽい感じもしなくもなってきてますが、やっぱりレベルが高くハイスピードで楽しめるので、読んだことがない~という人には一度お勧めしたいシリーズです。
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