ネタバレ・感想あり弥勒の掌のレビュー

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奇想の大トリック
2020年4月25日
本格ミステリのはずなのに、不可能状況などはなく、名探偵的な人物もまったく出てきません。でも最後まで読んでみると、大きなトリックを秘めた本格ミステリであることがわかるという仕掛けになっています。
「最後の仕掛けに凝りすぎると、そこまでの展開に無理が出て、読みにくくなる」
というのがよくあるパターンですが、本作はリーダビリティも高く、さくさくと読めます。
ミステリの醍醐味を味わう
ネタバレ
2026年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 我孫子武丸らしい読者への挑戦状が、大胆な形で結実した一作

二人の男がそれぞれの喪失を背負いながら真相へ迫っていく構図は一見オーソドックスだが、その足場は静かに、そして周到に崩されていく
物語が進むにつれ違和感は確信へと変わり、終盤で一気に反転する構図は見事の一言
とりわけ人物と名前に仕掛けられた企みは、気づいた瞬間に思わず唸らされます
読後には爽快感と不穏さが同時に残り、まさに“騙される快楽”を体現した一冊

ミステリの醍醐味を味わいたいなら、ぜひ手に取ってほしい
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気持ち悪い
2023年2月20日
読み終わって気持ち悪くなった。読む前に、あらすじを読んで自分が新興宗教の話がNGなことはわかっていたのに購入してしまった。しかも途中でやめられず、読み終わって後悔しました。我孫子先生の作品を読むのが2作目で、1作目が好みの作風だったので期待して読んだら、後悔そして気持ち悪くなりました。自業自得ですが、同じような気持ちになる方もいるかもしれません。短い作品なのであまり時間が無駄にならなかったのが救いです
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