ネタバレ・感想ありファンタスマゴリアの夜のレビュー

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ずっとあなたがすきだった
ネタバレ
2023年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元子役。嵌められた艶は笑わない人になり、仮面をつけるようにして生きているのがとても苦しそうです。幼馴染永見との関係も。会わないようにしていたはずなのに。同窓会で再会してしまってからはまた、会うように。艶を心配していた妻田がわざと、してくれたであろう事がきっかけで。本当に大切なものを失わずに済みました。ファンタズマゴリア、走馬灯のようにぐるぐるまわって戻ってくる事ができて、良かったです。嵌めた男には本当に腹が立ちますが、これがまた、切実な気持ちを抱えていたのですよ。同情しますが、とんでもないやつでして。その後の展開はザマァですので!スキッとしました。すれ違い、触れ合いそうで触れ合えなかった縁が改めて結ばれていく。切ないシーンが多かったので、2人が素直になったところで感無量でした。梨とりこ先生のイラスト、カバーだけとは…勿体ないです。掲載して欲しかった…。
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よいです。
2021年6月26日
お互いがお互いを大好きなのに、すれ違いが長かった。
だからこそ、やっと!という思いで通じ合ったときは嬉しくなりました。
幼馴染みものはやっぱりいいですね。一緒にいた長い時間が、他の人では代わりのきかない絆だっていう説得力があります。
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永見の愛が深すぎる本当に
ネタバレ
2020年11月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めが本当に一途というかまあ体の関係は沢山あるんですが、男を取っかえ引っ変えしてるのに不実や軽薄っていうイメージが全然つかないんですよね。読者側から見ると艶一筋っていうのが透けてるからなのもあるんでしょうが……。。とにかく永見の愛は長いです、深いです。小二の一目惚れから28でやっと両思いですよ?あとから艶も実は永見に告白されたあたりから気になってた、好きになってた事に気づく訳ですが……遅い、遅いよ……待たせすぎ、、攻め様大好きな身としてはもどかしすぎました。艶のピンチに永見は自分の夢だった店まで売って助けに来てくれるんですよね……素敵すぎますよね、、永見的にはやっっっと艶が手に入って嬉しいんでしょうが読んでる身としては早くくっつけよ!としか思えませんでした(笑)思いトーンで語られた本作ですがこれからはきっと甘々な日々を過ごせるのかなって思います!新しい店にはまた蜂木さん達が来るんだろうなあ…。永見目当てで来てたお客さんは艶を見て敗北を悟るんでしょう(笑)エンゼルのエンちゃんには永見の愛でも容姿でも勝てません!^^;
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長年行き違う
2018年9月2日
幼馴染みのラブストーリー。仄暗くて甘味は少なかったのですが二人の想いは強く、最後は一緒に笑うシーンだったので読んで良かったです。いわれのない恨みというのは現実世界でもあるので(ドラマティックな展開ですが)リアルに感じました。
騎士道的愛
2018年6月6日
ダークな裏社会を描きながらも決して暗い話ではなく、むしろ長い歳月をかけて初恋を実らせる純愛モノでした。小学生で出会い付かず離れずの微妙な中高時代を経て、別離から再会するまでの長いスパンのお話で、20年の間に複雑に交錯した2人の想いは廻り巡るファンタスマゴリアのようでした。受けのそばに居続けるため"友人"という形を選んだ攻め。友人としてのポジションで受けの窮地を何度も助ける攻めはまさにナイトでした。守られる側の受けも決して女々しい訳ではなく、むしろ情に熱い男前でちょっと珍しい組み合わせが面白かったです。そしてこの物語の仕掛け人ともいうべき大瀬良を始め、脇を固める脇役たちのキャラが強烈で個性的でした。
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ファンタスマゴリア=走馬灯
ネタバレ
2023年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 耳慣れない言葉「ファンタスマゴリア」とイラストに惹かれ購入しました。残念ながら作中イラストはありません。生い立ちに恵まれない攻の永見と受の束井。元芸能人の束井は小学生にして誤解から世のバッシングを浴び、永見は唯一の肉親である祖母と暮らす為に死んだ母を演じワンピースを着る。そんな二人が惹かれつつもタイミングの悪さ故に受が攻の気持ちに応えられないまま時は過ぎ。束井が永見の隣にいたいと望むたび、運悪くチャンスが手をすり抜けます。けれど初めて会った時に見たファンタスマゴリアの絵が回って同じ場所へ戻るが如く、二人は巡り合い、すれ違い、そしてまた巡り合う。束井にとって大瀬良と縁があったのが不幸の始まりでしたね。そして永見と縁を持てたのが幸せであったと思います。いい話だったけど最後二人で一緒に住むなり、くっついてからのラブラブまでが欲しかったです。結ばれるまでが長く苦しい道のりだったので、結ばれてからの幸せな日々の描写があれば良かったのにと思います。
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紙媒体
2021年4月27日
作者買い。幼馴染物、バー経営者×街金融社長。恋愛だけで無く、事件を追う描写にドキドキします。今後二人の未来が穏やかに進むのを祈ってしまう一冊です。
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走馬灯のようにクルクル回る
2019年12月2日
目を引く題名。子供の頃はマネキンと言われていた束井と、雑貨屋に住む幼なじみの永見。お互い周囲から浮きながらも友達として過ごす毎日。密かに永見を気にしながら……。
10年後に再会しますが、永見が気になって仕方がない束井。鬱屈した毎日を送り、街金業者として泥水を啜りながら、思い出すのは永見のことだけ。
一方、永見も子供の頃から束井に思いを寄せ、押し倒してしまい……。永見のその行為で自分の気持ちに気づくものの、自分の非道さに心を荒ませ絶望で全てを諦める束井と諦めない永見。
さらに死んだはずの男と再会&殺されそうになった束井は走馬灯のように永見を思い出す中、記憶の中ではない今の永見に助けられ、ようやく気持ちを伝えることができました。荒む束井も一途な永見も、シリアスで両片思いでじれったいのも良かったです。
攻めの愛ある行動
ネタバレ
2015年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ いきなり死体?って、今まで私が読んだ砂原先生の作品にはなかったので少々戸惑いながら読み始めましたが、すごく良かったです。
永見(攻め)って、ホント出会ってからずーっと艶(受け)のこと思っての愛ある行動にホント感動もの!

梨とりこさんの排他的なイラストが作品の雰囲気にすごくあっていてよかったです。
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愛が足りない
ネタバレ
2025年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けも色々諦めが早すぎる気がしますが攻めからの好意があまりにも感じられなさすぎてBLとしては残念な感じでした。小学校の時に告白してその後は何のアプローチも甘い展開もないまま大人になっての再会…微妙。受けを待ってたって割に同級会で会えれば良いなくらいの感じで探した様子もないのが残念です。子役時代の話もなんかモヤモヤするしなんか暗い気持ちになります。攻めはなんだかんだ男取っ替え引っ替えしてるイメージだし(気持ちがなくても)最後くっつきはしますが溺愛一途が理想だったので私にはハマりませんでした。
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破滅型の受けに苛々しつつも
2021年8月7日
受けの環境や経験を汲むと、健気に頑張っていると思えるのでその辺は楽しめますが暗い気分にもなります。唯一の救いは攻めの一途な気持ちですが、これがまたすんなり簡単に一途だとは思えないというか、運が悪いというか。本当に大切な場面で他の男を好きだと言ったり、部屋に連れ込んでしまっているんですよね…。後に部屋に連れ込んでいたのはただの後輩だと分かりますが、それまでの行いもあっての誤解になる部分もありますからね。どんな気持ちであってもやってることはやってますから。他の男に目もくれず本当に受けだけなら大したすれ違いもなく、受けが破滅型の道を歩まずに済んで良かったかなと思いました。
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作家名: 砂原糖子 / 梨とりこ
ジャンル: ライトノベル BL小説