ネタバレ・感想あり東方美人のレビュー

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感動
ネタバレ
2023年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ベルリン崩壊の時代のストーリーで政治にスパイにと難しい!でもアーシャとサエキの愛はバリバリ伝わってきます。内戦ではぐれてからのサエキが泣けます、、、。
購入したものの難しくて未読だったのですがもっと早く読んでおけば良かった。
この先も二人がお互いを想いやって生きていくんだろうなという幸福感が味わえます。
東西冷戦期を生きるロシア諜報員
ネタバレ
2023年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は西ベルリン。論文でも軍事記録でもなく、小説という作品で当時の東西冷戦の時代背景を描いた表現は十分すぎるほどで、執筆に至るまでのかわい先生の事前準備は相当のものだったとお察しいたします。私とかわい先生はおそらく同年代と思いますが、一応平和な日本に住まいながらも、冷戦当時は漠然とした不安を感じており、しかし、当時想像していたよりは早くベルリンの壁が崩壊し、冷戦終結となったわけで、その激動の数年は私の人生の中で未だに最大の出来事です。半世紀生きてきて、ベルリンの壁崩壊のニュースは、希望を伝えるニュースで唯一私が震えたもの、未だにそれを超すものはないです。当時国家に翻弄されいとも簡単に存在を消された諜報員も数え切れなかっただろう時代、そこでこの作品の主人公二人が自分の生きる正しい道を選んだこと、二巻途中からは涙が止まりませんでした。

ちなみに初めて知った事実。ベルリンの壁って、地理的にそこにあったの!?東西の国境にあったもんだとばかり思ってたーーーーーーーーーーーーー!!!!!
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絵に惹かれ
2020年4月6日
冷戦時代の味方工作員同士の設定と半身と思える様になる流れが必然で心地好く読めます。時代の流れと自分たちの措かれた状況に葛藤しながらも想いは募らせ後半へ。スパイ小説ならではの理不尽な仕事や離別やら盛り上がりも良いです。表紙のイラストがBL受け攻め妄想可能なのも選択基準になりました。
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1・2巻つづいています。
2017年10月31日
スパイものは(BLじゃなくてもBLの香り漂う感じが)好きで国内外作品読んだり見たりするのですが、この作品はしっかとBL!読みやすくて時代背景もストライク!最後あたり涙せずにはいられなかった..あぁぁ現実世界に戻れません..。
哀しみのスパイです
ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時は昔、冷戦下の東側の者たち。初めての任務で出会った伯爵こと、サエキの魅力に絡め取られていくアレクセイ。西側で知る、自国の歪みに懊悩しながらも、サエキと共にありたいと願うアレクセイ。かわいらしい。誰も信用するなと言われながらも、サエキだけは信じたい。表情を変えないサエキが時折見せる感情、仕草が愛おしい。自分たちのよるべのない、紙切れのように軽い存在でしかない。そんな毎日の中で、サエキだけが拠り所になってしまった。それは、サエキも同じ。ある決意をしたサエキが得た答えは自由に生きなさいだった。自由という名の安息を手にすることができた彼ら。息が詰まるような世界をかわい先生が描いてくれています。硬派な作品です。
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ベルリン、ロンドン、アフガニスタン、日本
2023年5月26日
とても忙しかったです。冷戦下のベルリンで始まり各国そしてソ連国内のスパイ同士の攻防戦が続き、その緊張が高まっていく展開かと思いましたが、思わぬ方向へと話しは進みました。現在のロシアでの同性愛に対する考え方に思いを巡らせると、不自然と思えてしまう事があります。そのような事に関してはもう少し抵抗があっても良かったのではないでしょうか?偏見は無いと言いながらロシア人の持つユダヤ人に対する差別的な思いがこのお話しには出てきていて残念です。
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