ネタバレ・感想あり十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞のレビュー

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光源氏が脇役です
2022年9月11日
十二単衣という語句につられて買ったので、最初、大学生の就活の話から始まって???となりました。読み進めるか迷いましたが、源氏物語の世界に入ってからはすいすい読めました。
弘徽殿女御・朱雀帝がメイン、光源氏が脇役の源氏物語です。現代語訳の源氏物語をざっと読んだことがある人なら十分楽しめると思います。
導入と結は映像化でも意識してたのかなあ?と思うところはありますが、源氏物語の世界がお好きな方にはオススメしたいです。
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面白かった
2016年3月5日
目の前の建物を見ただけで主人公が源氏物語の世界にトリップしたのだと理解する等、部分部分でテレビ的漫画的なところはあるものの、楽しい読書時間を過ごせて満足。朱雀帝がいい人すぎて肩入れしつつ読みました。
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源氏物語を別角度から
2022年9月24日
弘徽殿の女御の視点から物語りが描かれているので、今までの源氏物語を読み飽きた、という方も面白いと思う。
ただ、作者が弘徽殿の女御ファンなため、彼女の味方すぎ。
「可愛い女には馬鹿でもなれるが、恐い女に賢くないとなれない」というような台詞があるが、同意できない。
男に可愛がられる女というのは、顔カタチが良いだけではなくその中身も可愛く優しく、相手を思いやるこ事ができ、「甘える」という賢さを持っている。
弘徽殿の女御は、「男を立てる生き方」が下手な馬鹿な女だ。
ホステス なら、仕事のできない三流以下。
私は女だが、共に夜を過ごすなら癒される女性を選ぶ。
桐壺の更衣、紫の上、倫子のような。
「可愛い」は正義だ。
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作家名: 内館牧子
出版社: 幻冬舎
雑誌: 幻冬舎文庫